2021.5.22
シダレザクラ苗木贈る
富士河口湖で環境美化植樹祭
公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)は19日、富士河口湖・河口湖ステラシアターで、本年度の富士山環境美化植樹祭を開き、富士北麓地域の市町村と団体に苗木を贈った。
式典には市町村や協力団体の関係者ら約40人が参加。富士河口湖町や富士吉田市など7市町村と富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)を代表し、同町の渡辺喜久男町長が野口理事長からシダレザクラやミツバツツジなど約20種類の苗木1165本の目録を受け取った。式典後、町内で予定していた記念植樹は雨のため、中止した。
植樹活動は1966年にスタート。野口理事長は「今年は会が設立されて60年目の節目になる。今後も協力をお願いしたい」とあいさつ。渡辺町長は「地球温暖化が懸念される中、植樹をして二酸化炭素(CO2)の削減を図り、緑豊かな国土を維持していきたい」と述べた。
同会がこれまでに市町村などに贈った苗木は本年度で8万4778本になる。同会は26日に富士吉田・北口本宮冨士浅間神社で富士山環境美化清掃開始奉告祭を開き、設立60周年の記念式典を9月に開催する予定。富士山環境美化クリーン作戦は7月10日と9月11日に実施する。
(2021年5月20日付 山梨日日新聞掲載)
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