2021.3.22

富士登山競走を縮小

実行委、参加者半数の2000人に

 7月に富士山を舞台に開かれる第74回富士登山競走(富士吉田市主催)の実行委員会が19日、市役所で開かれ、新型コロナウイルスの感染予防のため参加者を例年の半数となる2千人に限定することを決めた。昨年は新型コロナの影響で中止としていて、開催されれば2年ぶり。大会は7月16日、市役所をスタートし、5合目、山頂を目指す2コースで実施する。

 会議には委員ら14人が出席。例年は両コースに計約4千人が参加しているが、密集を防ぐため、定員を5合目コース800人、山頂コース1200人に限定することを実行委事務局が提案し、全会一致で了承された。

 参加資格は外国人を含む国内在住者に限定。参加者には大会2週間前からの体温を記入したチェックリストを提出してもらい、スタート前の検温や競技中以外のマスク着用を徹底する。開会式や表彰式は行わない。最終的な開催の可否は7月1日、新型コロナの感染状況をみて判断する。

 山頂コースの参加者には予定通りヘルメットの着用を義務化することも確認。6合目の山小屋前で貸与する。参加者が持参する場合は硬質性のタイプをスタート地点から携帯し、6合目から着用してもらう。

(2021年3月20日付 山梨日日新聞掲載)

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