2021.3.10
微小プラで全国組織
釣り連盟が立ち上げへ 富士河口湖
富士河口湖町船津の認定NPO法人「日本釣り環境保全連盟」(山下茂理事長)は7日、微小なプラスチックごみ「マイクロプラスチック」の削減に取り組む全国組織を立ち上げると発表した。4月に発足させ、全国に設ける支部が釣り大会などでごみを拾い、環境保全活動を行う。
全国組織の名称は「STOP!マイクロプラスチック実行委員会」。事業本部を連盟内に置き、山下理事長が実行委員長を務める。全国各地にいる連盟加盟の釣り愛好家らを中心に47都道府県と中国、韓国に支部を設置する。
関係者は全国で年間200以上行われている釣り大会やイベントで、会場の清掃活動に取り組む。またプラスチックごみの削減を呼びかけるポスターやチラシを作り、釣りイベントなどで配布する。プラスチックを使わない釣り具の普及にも取り組む。
連盟は同日、富士河口湖・大池公園周辺で清掃活動をした後、実行委設立の説明会を開いた。山下理事長は「清掃活動にとどまらず、プラスチックを使わない社会の実現に向けて活動していきたい」と話した。
(2021年3月8日付 山梨日日新聞掲載)
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