2021.3.09

天上るともしびに収束願う

参加者が空に浮かべたスカイランタン=富士河口湖町船津

参加者が空に浮かべたスカイランタン=富士河口湖町船津

 富士河口湖町観光連盟は6日夕、同町船津の大池公園をメイン会場に、「富士河口湖スカイランタンフェスティバル」を開いた。観光客が、発光ダイオード(LED)が入った風船3千個を空に浮かべ、新型コロナウイルスの収束へ願いを込めた。

 県内外からの観光客約4千人が公園と「河口湖音楽と森の美術館」を発着点に、ちんどん屋と町内を行進。LEDが入った風船をひもで持ち、練り歩いた。行進後は各会場に戻り、午後7時、掛け声と共に色とりどりのランタンを空に浮かべた。

 公園に設けたステージでは、町の太鼓グループ「白檀」と富士河口湖・勝山中太鼓部の生徒が太鼓の演奏を披露。会場を盛り上げた。

 新型コロナウイルスの影響で経営の打撃を受けた観光業を盛り上げようと初めて企画。観光連盟の山下茂代表理事は「空に浮かんだランタンのように光り輝く、コロナが収束した未来をつくっていきたい」と話した。

(2021年3月7日付 山梨日日新聞掲載)

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