2021.2.11

〈カーリング日本選手権〉富士急 惜敗スタート

 カーリングの第38回日本選手権は8日、北海道・稚内市みどりスポーツパークで開幕。予選リーグが行われ、山梨県勢は女子の富士急(小穴桃里、小谷優奈、石垣真央、小谷有理沙、苫米地美智子)が北海道銀行と対戦し、4-7で敗れた。

 富士急は第8エンドで4-4に追い付いたが、第9エンドで北海道銀行に2点を奪われる苦しい展開。同点を狙った最終エンドも1点を奪われ、接戦を落とした。

 予選リーグは出場7チームによる総当たりで行われ、上位4チームが決勝トーナメントに進む。13日に準決勝、14日に決勝を行う。

 前回優勝のロコ・ソラーレが連覇すれば、2022年北京五輪代表に内定。富士急は今大会で優勝し、日本代表決定戦でロコ・ソラーレに勝つことが代表権獲得の条件となる。

 【女子】▽予選リーグ
北海道銀行 7-4 富士急

「ショット悪くない」

 前回大会3位の北海道銀行に敗れた富士急のスキップ小穴桃里は、「良い試合だったが勝つことができなくて残念」と唇をかんだ。

 小穴と北海道銀行・吉村紗也香の両スキップが好ショットを連発。我慢比べの展開となり、同点の第9エンドで明暗が分かれた。小穴は「(不利な先攻だったが)2点を失ったのが大きかった。1点ならチャンスがあった。最終の第10エンドだけで2点差を追い付くのは難しい」と振り返った。

 それでも「心配された試合勘に問題はなく、チーム全体でみてもショットの精度は悪くない」と前向きに語る。9日は前回優勝のロコ・ソラーレと前回準優勝の中部電力と対戦。強豪との試合が続くが「まだ予選。気負わずにプレーしたい」と冷静に語った。

(2021年2月9日付 山梨日日新聞掲載)

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