移住希望者、個別に案内

　富士河口湖町は、移住を検討している人に町職員らが町内の賃貸物件や公共施設などを案内する事業「富士山暮らしプライベートガイド」を始めた。

　事業は町内移住者らでつくる「富士山暮らし応援隊」と協力して実施。参加希望者は隊のホームページを通じて家族構成や生活形態などを入力する。町職員と隊のメンバーが個別にツアー内容を提案し、日時や場所を決めて実施する。参加費は１人千円。

　町は年１回のペースで、移住希望者を対象に町内の公共施設や物件などを紹介するツアーをしてきた。子育て世代や定年退職者の世帯など参加者ごとに関心が異なることから、年間を通じた個別のツアーガイドを新たに設けた。

　緊急事態宣言の発令を受け、対象地域在住者の受け付けは宣言解除まで休止する。町政策企画課の担当者は「希望者のニーズに合わせて町の魅力を伝え、移住者の増加や移住後の定着につなげたい」と話している。

(2021年1月26日付山梨日日新聞掲載)