御朱印「外八海」など４００点

富士吉田・旧外川家住宅で企画展

「外八海」の御朱印などが並ぶ企画展＝富士吉田市上吉田３丁目

　富士吉田市上吉田３丁目の御師旧外川家住宅は、スタッフが集めた御朱印約４００点を紹介する企画展を開いている。かつて富士講信者が修行で巡った「外八海」や世界文化遺産・富士山の構成資産である神社の御朱印などが並んでいる。

　外八海は、富士山から離れている霞ケ浦（茨城）中禅寺湖（栃木）榛名湖（群馬）諏訪湖（長野）芦ノ湖（神奈川）二見ケ浦（三重）桜ケ池（静岡）琵琶湖（滋賀）。

　御朱印はスタッフの加藤信子さん（７５）が２０１５年と１６年、外八海を巡る富士講信者に同行した際、ゆかりの神社で収集した。企画展では現地の様子を紹介するパネルや加藤さんが着ていた行衣も並ぶ。

　北口本宮冨士浅間神社や河口浅間神社、冨士御室浅間神社など世界文化遺産・富士山の構成資産である神社の御朱印も展示。スタッフ２人が、東北や九州地方の神社や寺院を訪れた際に集めた御朱印も含んでいる。

　加藤さんは「全国各地の御朱印が並んでいる。それぞれの違いを楽しんでほしい」と話している。

　企画展は３１日まで。火曜日休館。午前９時半～午後４時半。

(2021年1月22日付 山梨日日新聞掲載)