2021.1.12
富士急ハイランド、展望台設置へ
富士急行は今夏、富士吉田市の富士急ハイランド内に富士山麓を一望できる展望台「FUJIYAMA(フジヤマ)タワー」を設置する。当初はジェットコースター「FUJIYAMA(フジヤマ)」の点検用に建設する計画だったが、高さ55メートルの最上階を展望台として一般開放することを決めた。
タワーは園外に延びるフジヤマのレール内に建設。最上階の展望台は「FUJIYAMA(フジヤマ)スカイデッキ」の名称にする。レール最上部とほぼ同じ高さに位置するため、フジヤマに乗った時と同じ景色が楽しめる。エレベーターで上昇する仕組みで、レール点検をする従業員も部品や機材を運搬しやすくなり、従来より作業を効率化できるという。
投資額は約10億7千万円で、2月ごろに着工予定。工事に合わせてフジヤマは一時運休する。タワー建設後は、展望台から地上まで滑り降りるスライダーや、ハーネスを装着して吹きさらしの高所の通路を歩くアトラクションも設ける方針だ。
同社担当者は「心ゆくまで富士山の絶景を堪能してほしい」と話している。
(2021年1月10日付 山梨日日新聞掲載)
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