2018.5.28
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山日紙面で見る富士山 /
5月 /
スバルライン晴れてスタート 高松宮ご夫妻迎えて完工式
県が2年半の時日と17億円を投じた富士山有料道路=愛称・スバルライン(29.5キロ)=の完工式は、27日午前10時すぎから高松宮ご夫妻をお迎えし、関係者800余人が河口湖町の現地料金徴収所前に集まって行われた。
この日、富士は美しい姿をくっきりと見せた。天野知事の式辞、秋島建設、名工建設など施工7社、地元河口湖町、鳴沢村に感謝状を贈ったあと高松宮殿下は「道路の完工によって清らかな富士は国民の山になった。さらに施設を整えて事業の意義をまっとうしてほしい」とお祝いのことばをのべられた。同妃殿下がテープにハサミを入れられて式を終わり、ご夫妻を先頭に自動車200台が5合目までパレード、将来のモグラケーブルにつながる有料道路は、名実ともに日本最長の登山有料道路としてスタートした。【当時の紙面から】
(1964年5月28日付 山梨日日新聞掲載)広告