2002.11.28
所属カテゴリ:
富士山噴火に備える /
特集(山梨日日新聞特集から) /
パターンⅣ
◆吉田口登山道と平行に列◆
山頂北東側を中心に噴火し、吉田口登山道の東側に平行に火口列ができるパターン。溶岩流や、溶岩流より流下が速い火砕流が北東方面に流れ出て、滝沢林道が分断されることが想定される。
避難方向は一番シンプルなパターンで、現在地にかかわらず、登山者や観光客は基本的に滝沢林道を除く各登山道を使って麓側へ避難する。ただ、吉田口登山道で避難する場合には、5合目周辺から山頂付近にかけて噴石が届く可能性があるため注意が必要となる。
このパターンでは吉田口登山道の火砕流や溶岩流による寸断はないため、登下山者は場所に応じて同登山道または須走口登山道を使って避難する。ただ、吉田口登山道の東側付近を火砕流などが流下するため、火山活動の状況に留意し、必要に応じては5合目駐車場方面へ向かう必要も出てくる。
5合目駐車場や富士スバルライン上の観光客や登山者、車両も、このパターンでは降灰以外に噴火の直接的な影響が及ばないため、富士スバルラインを使って同料金所方向に避難することになる。
【富士山噴火 避難ルートマップ】
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