わがまちの鳥=忍野村
山梨県忍野村は1969年、村民の公募によってツバメを村の鳥に制定した。併せて村の動物に「リス」、村の花に「フッキソウ」、村の木に「イチイ」を選んだ。
ツバメは渡り鳥で、春先から夏の終わりにかけ、村内全域で確認できる。ツバメと富士山をテーマにした作品が過去に村主催のフォトコンテストで入賞するなど、村民にとっては日常風景に溶け込んだ身近な存在になっている。
水稲栽培で害虫を食べてくれることから、古くから益鳥として大切にされている。村総務課によると、明確な制定理由は記録が残っていないが、村の歴史などを書いた忍野村誌には、「人々の心を和ませてくれる村にふさわしい鳥」などの記述が残っている。
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