2002.10.11
所属カテゴリ:
チャレンジ3776メートル登山総合案内 /
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6合目⇒8合目
6合目には夏山シーズン中、安全指導センターや富士山警備派出所、仮設トイレが開設され、気象掲示板も設置されている。ここから先は吉田口と共通。
標高2390メートル、左から下山道が合流してくる。眺望もにわかに開け、山中湖とその周辺から河口湖や西湖、御坂山塊、遠く八ケ岳や南アルプス、奥秩父の連山などを眺めることができる。ここから吉田大沢を右に見ながらジグザグ道を標高差で300メートルほど登ると7合目、最初の花小屋に着く。
花小屋から日ノ出館、7合目トモエ館、鎌岩館、富士一館、鳥居荘、東洋館と急峻な尾根上に山小屋が連続して建っている。ひと口に7合目といっても最初の花小屋は2700メートル、最後の東洋館は2935メートルだから235メートルの標高差がある。東洋館を過ぎると3100メートルに建つ太子館から8合目となる。日本第2位の北岳にある肩ノ小屋と同じ高さだ。
ひたすら登り続けてきて疲れも出てくる。赤茶けた溶岩の道は、頂上を見ながら登るだけに思うように足が前に進まない。人によっては高山病の症状も出てくるので注意が必要。太子館の上、3150メートル建つ蓬莱館、3200メートルの白雲荘、3250メートルの元祖室、3350メートルの本八合目トモエ館、3400メートルの富士山ホテル、すぐ上の胸突江戸屋、3450メートルの御来光館を最後に山小屋は頂上までない。3000メートルを超えて8合目を登り切るのに標高差で350メートルは苦しい。従って翌日の山頂でのご来光を拝みたいなら、できるだけ上の小屋に泊まりたいが、体調と相談しながら無理をしないことも大事。
安全指導センター | 眺望もにわかに開け | ジグザグ道 |
急峻な尾根上に山小屋 | 太子館 | 赤茶けた溶岩の道 |
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