1つ前のページに戻る

プランの参考に

 
●標高差・歩行距離・所要時間

 山梨県側の吉田口登山道(吉田ルート)の場合、富士スバルライン5合目ロータリーを発着点として、登りの各合目間のおおよその値は以下の通り。

◇5合目→6合目
  [標高差] 85メートル [歩行距離]1.8キロ [所要時間]40分
◇6合目→7合目
  [標高差]310メートル [歩行距離]1.2キロ [所要時間]60分
◇7合目→8合目
  [標高差]400メートル [歩行距離]1.5キロ [所要時間]100分
◇8合目→本8合目
  [標高差]260メートル [歩行距離]1.3キロ [所要時間]80分
◇本8合目→8合5勺
  [標高差] 90メートル [歩行距離]0.5キロ [所要時間]20分
◇8合5勺→9合目
  [標高差]130メートル [歩行距離]0.6キロ [所要時間]30分
◇9合目→頂上(久須志神社)
  [標高差]140メートル [歩行距離]0.6キロ [所要時間]30分
◆合計
  [標高差]1415メートル [歩行距離]7.5キロ [所要時間]6時間


 下りは、山頂から5合目までトータルで、距離約7.6キロ、所要時間約3時間15分(休憩や渋滞等にかかる時間を除く目安)。

 なお、所要時間は日中の登山における参考タイム。登山道の渋滞や安全を確認しながらの夜間登山では、より所要時間がかかる。適宜休憩をとりながら、自分のペースに合わせた計画を立てよう。出発前には休憩時間も含めた大まかな時間配分を書き出して把握しておくとよい。



●御来光を見る

 富士山頂で御来光を拝むことを富士登山の目標とする人は多い。ということは、日の出前の山頂近くの登山道は御来光を拝もうとする人々であふれかえることがしばしば。特に、ピークを迎える週末やお盆休みは日の出前には大渋滞になる。なかなか前に進まない上、疲労もたまっているころ。日の出時刻を把握した上で、無理のない余裕のあるスケジュールを立てよう。

【日の出時刻】
 7月 1日~15日=4:21~4:29
 7月16日~31日=4:30~4:41
 8月 1日~15日=4:42~4:53
 8月16日~31日=4:54~5:05


 山頂でなくても、御来光は見ることができる。富士山吉田口旅館組合では安全対策として、「山小屋前での御来光、その後の山頂登山」をPRしている。登山者が増えたことで、山頂付近の急な上りに列ができるようになって「将棋倒し」になる危険性が指摘されている。体力に自信のない人、混雑が苦手な人は無理に山頂まで向かわず、山小屋前で見るのもよい。また、富士山五合目観光協会や河口湖温泉旅館協同組合などは、富士スバルライン5合目からの御来光をPRしている。
広告