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2019.9.01 所属カテゴリ: 富士山噴火に備える / 防災キーワード /

全方位で映像監視

 富士山噴火時の避難などに生かすため、山梨県は2018年6月から静岡県側の監視カメラの映像提供を受け、富士北麓、峡南地域の8市町村に配信を開始。既に配信している山梨側4カ所と合わせて両県13カ所、全方位からの映像で富士山の状況をリアルタイムで把握。

 国土交通省富士砂防事務所(静岡県富士宮市)は富士宮、富士、静岡、御殿場、裾野の5市9カ所にカメラを設け、富士山の様子を24時間撮影。協力を要請し、この映像の提供を受けている。

 配信対象は富士吉田、都留、富士河口湖、西桂、身延、山中湖、鳴沢、忍野の8市町村。専用回線で配信し、各市町村役場などのモニターで常時確認できるようになった。

 県は2015年度、本栖湖(身延町)、河口湖(富士河口湖町)、山中湖(山中湖村)、紅葉台(鳴沢村)からの映像を都留市以外の7市町村に配信を始め、2016年度に同市が加わった。8市町村から静岡側の情報も得たいとの要望があった。
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