眺望ポイント、多言語で紹介

　山梨県大月市のＪＲ大月駅前ロータリーの歩道には、富士山の眺望スポットを示す「富士山ビューポイント」がある。晴れて空気が澄んだ日には「むすび山」（同市大月町花咲）と市中心街のビルの合間から、富士山の８合目以上を望むことができる。

　ビューポイントは大月市が２０１５年に設け、路面に１．２メートル四方のポリエステル製の案内シートを貼った。２０１３年の富士山の世界文化遺産登録以降、外国人観光客が増えていることから対応した。

　富士山が見える南西方向を指し示す矢印と雪化粧した富士山の絵がプリントされていて、文字が浮き出て見えるよう加工。シートには日本語で「ここから富士山が見えるヨ！」と富士山の眺望スポットであることを示している。英語、中国語、韓国語にも対応している。

　駅前は、周囲の建物や角度の問題で富士山が見えにくく、富士山を見られるのはこの場所だけという。市は富士山の眺めが良い市内１９カ所を「秀麗富嶽十二景」として選定。「富士山の眺めが日本一美しい街」としてＰＲしている。