遥拝と山頂登山出発の地に建つ日本最大の「大鳥居」
富士山を目指す富士講信者が御師の家を出発し、最初に参拝する北口本宮冨士浅間神社(山梨県富士吉田市)の「冨士山大鳥居」。同神社によると、木造では日本最大とされ、鳥居の大きさは高さ約18メートル、幅約11メートル。柱の太さは最大で直径約1.2メートルになる。
鳥居は、日本武尊が同神社境内を富士山遥拝の地に定めたとの言い伝えから、住民が建立したのが始まりとされ、1480年に記された古文書に再建の記述が残るという。
江戸後期以降は約60年に一度の間隔で、改修や新築の工事が行われ、現在の大鳥居は1954年に新築され、スギやモミ、ヒノキが使用されている。
前回工事から60年に当たる2014年を前に鳥居を調査したところ、2本の主柱や横に組まれる貫など鳥居の本体部分はあと60年はもつことが判明。一方で鳥居を支える高さ約7.3メートルの袖柱や幅約9メートルの袖貫は耐用年数を迎えたため取り換えることになり、改修工事に着手。工事は約1年かけ行われ、主柱や貫など本体は、朽ちていた部分を新しい部材に入れ替え、害虫対策も施した。2014年5月に完了。
同年6月、大改修の完了を祝う「竣功祭」が行われ、「三国第一山」と書かれた大鳥居の扁額が除幕された。扁額の文字は、三国が「唐」「天竺」「倭」を指し、富士山が世界一の山であるとの意味。
鳥居は、日本武尊が同神社境内を富士山遥拝の地に定めたとの言い伝えから、住民が建立したのが始まりとされ、1480年に記された古文書に再建の記述が残るという。
江戸後期以降は約60年に一度の間隔で、改修や新築の工事が行われ、現在の大鳥居は1954年に新築され、スギやモミ、ヒノキが使用されている。
前回工事から60年に当たる2014年を前に鳥居を調査したところ、2本の主柱や横に組まれる貫など鳥居の本体部分はあと60年はもつことが判明。一方で鳥居を支える高さ約7.3メートルの袖柱や幅約9メートルの袖貫は耐用年数を迎えたため取り換えることになり、改修工事に着手。工事は約1年かけ行われ、主柱や貫など本体は、朽ちていた部分を新しい部材に入れ替え、害虫対策も施した。2014年5月に完了。
同年6月、大改修の完了を祝う「竣功祭」が行われ、「三国第一山」と書かれた大鳥居の扁額が除幕された。扁額の文字は、三国が「唐」「天竺」「倭」を指し、富士山が世界一の山であるとの意味。
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