歴史や文化を題材、かるたで郷土描く
山梨県富士吉田市の富士吉田文化振興協会が1995年に製作した、郷土の歴史や文化などをモデルにした「富士吉田ふるさとかるた」。
遊びながらふるさとを知ってもらおうと1994年春に企画。読み札の文は会員らで組織した制定委員会が担当。絵は五湖美術会の佐藤嘉市、甘利丘、荒井玉男の3氏が1年かけて描いた。
やぶさめ祭りや富士山の吉田口登山道、富士山をバックにリニアモーターカーが走る景色や市制祭など地域の風景、行事なども題材にしている。
読み札と絵札を「あ」から「わ」まで44枚ずつ用意。「金鳥居 富士山額の 上に富士」には国道139号の金鳥居交差点から見た富士山が、「リニアの夢 よぶ未来に つなぐまち」は富士山をバックにリニアモーターカーが走る姿が、それぞれ描かれている。
登場場所が市内全域にわたるよう配慮するのに苦労したという。約3000セット製作 。
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