2018富士登山者アンケート[2]<噴火>
富士山の噴火について半数が「いつ噴火してもおかしくない」と回答した一方、噴火が発生した際に身を守るヘルメットやマスクなどの装備品を携行した人は登山者の1割に満たなかった。理由では「登山前の情報で噴火の兆候が見られなければ装備を用意しない」との意見があった。
富士山噴火に対する意識を尋ねたところ、50%が「いつ噴火してもおかしくない」と答え、48%が「いつかは噴火するが、今はしない」と回答。「噴火するはずがない」と答えた人は2%だった。
ヘルメットや防じんマスクといった噴火対策の装備については、90.5%の登山者が「用意していない」と回答。「用意した」を大幅に上回った。
ヘルメットなどの装備を用意しない理由について、東京都新宿区の男性(41)は「火山系の地震微動のニュースがなかった」と回答。金沢市の女性(37)も「ほかの山と比べて、特別な動きがあるわけではない」と答えた。岐阜県中津川市の男性(32)は「噴火レベルに従いたい」としていて、事前の情報収集で噴火の兆しがなければ対策を取らない人が目立った。
また、装備を用意した人の中にも「マスクは持ってきたが、須走の砂を防ぐため」(港区の37歳女性)との意見があった。「実際に噴火したら意味がないと思う」(千葉県浦安市の61歳男性)といった声もあり、ヘルメットやマスクを有効な対策と考えない人もいた。
国内の火山活動を巡っては、2014年9月の御嶽山(長野、岐阜県)噴火で58人が死亡。今年1月には草津白根山の本白根山(群馬県)が噴火し、1人が死亡、11人が重軽傷を負った。富士山について「いつ噴火してもおかしくない」と指摘する専門家もいる。県は9月3日に富士山火山噴火を想定した防災訓練を行ったほか、11月には富士北麓地域8市町村と県の合同による広域避難実動訓練を実施した。
富士山噴火に対する意識を尋ねたところ、50%が「いつ噴火してもおかしくない」と答え、48%が「いつかは噴火するが、今はしない」と回答。「噴火するはずがない」と答えた人は2%だった。
ヘルメットや防じんマスクといった噴火対策の装備については、90.5%の登山者が「用意していない」と回答。「用意した」を大幅に上回った。
ヘルメットなどの装備を用意しない理由について、東京都新宿区の男性(41)は「火山系の地震微動のニュースがなかった」と回答。金沢市の女性(37)も「ほかの山と比べて、特別な動きがあるわけではない」と答えた。岐阜県中津川市の男性(32)は「噴火レベルに従いたい」としていて、事前の情報収集で噴火の兆しがなければ対策を取らない人が目立った。
また、装備を用意した人の中にも「マスクは持ってきたが、須走の砂を防ぐため」(港区の37歳女性)との意見があった。「実際に噴火したら意味がないと思う」(千葉県浦安市の61歳男性)といった声もあり、ヘルメットやマスクを有効な対策と考えない人もいた。
国内の火山活動を巡っては、2014年9月の御嶽山(長野、岐阜県)噴火で58人が死亡。今年1月には草津白根山の本白根山(群馬県)が噴火し、1人が死亡、11人が重軽傷を負った。富士山について「いつ噴火してもおかしくない」と指摘する専門家もいる。県は9月3日に富士山火山噴火を想定した防災訓練を行ったほか、11月には富士北麓地域8市町村と県の合同による広域避難実動訓練を実施した。
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