教科書にクニマス物語
秋田県の田沢湖で絶滅したとされ、約70年ぶりに山梨県富士河口湖町の西湖で生息が確認されたクニマスが、中学1年の国語の教科書に取り上げられている。教科書は光村図書出版(東京)が発行し、クニマスを発見した京都大の中坊徹次名誉教授が、絶滅や発見に至る経緯、西湖でクニマスを保護する上での考えなどをつづっている。
教科書に掲載される教材のタイトルは「幻の魚は生きていた」。2010年3月、中坊名誉教授の研究室に西湖の「黒いマス」が届いたことを振り返り、西湖に生息していたヒメマスと異なる点や田沢湖に伝わるクニマスとの類似点から「この黒いマスは、もしかしたらクニマスかもしれない」とつづった。
教材では「西湖でクニマスが生き続けるためには、どうすればよいだろう」と問題提起。クニマスが70年以上にわたって西湖で生息し続けてきたことを踏まえ「過度に保護するのではなく、ヒメマスなどの他の生き物と、生き物から生活の糧を得る人間とがバランスを保って共存することが大切」と説いた。
光村図書出版によると、教材は文章の要旨を捉え、筆者の考えを読み解く力を養う「説明文」としている。
教科書に掲載される教材のタイトルは「幻の魚は生きていた」。2010年3月、中坊名誉教授の研究室に西湖の「黒いマス」が届いたことを振り返り、西湖に生息していたヒメマスと異なる点や田沢湖に伝わるクニマスとの類似点から「この黒いマスは、もしかしたらクニマスかもしれない」とつづった。
教材では「西湖でクニマスが生き続けるためには、どうすればよいだろう」と問題提起。クニマスが70年以上にわたって西湖で生息し続けてきたことを踏まえ「過度に保護するのではなく、ヒメマスなどの他の生き物と、生き物から生活の糧を得る人間とがバランスを保って共存することが大切」と説いた。
光村図書出版によると、教材は文章の要旨を捉え、筆者の考えを読み解く力を養う「説明文」としている。
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