富士の麓のカラマツ林に囲まれたスポーツ公園
富士山の麓、カラマツ林に囲まれた中にある山梨県富士河口湖町小立の「くぬぎ平スポーツ公園」。標高1100メートル付近に位置し、富士山をバックに夏でも涼しい環境でスポーツが楽しめるのが特徴。
メーン施設で1995年に完成したサッカー場は、全面天然芝、収容人数1万5000人。2002年サッカーW杯でカメルーンチームがキャンプ地として活用したことで全国的に有名になった。
サッカー場の完成に先立ち、1983年に完成した多目的グラウンドではサッカーのほか、野球、ソフトボールなども行われる。サッカー場の南側にはサッカーサブグラウンド(2004年完成)もある。
2014年には、サッカー・スペインリーグの強豪クラブ「レアルマドリード」が、青少年の育成や教育を目的に設立したレアルマドリード財団の日本支部による、小中学生を対象にした「チャレンジキャンプ」が開かれた。
2017年8月には、日本オリンピック協会(JOC)が東京五輪に向け競技力向上を狙い、富士吉田市の富士北麓公園陸上競技場・球技場とともに「JOC認定競技別強化センター(ラグビー)」に指定。
2019年のラグビーW杯日本大会で、フランス代表が富士吉田市と富士河口湖町を拠点に事前合宿。くぬぎ平スポーツ公園などを練習拠点とした。
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2020年5月から多目的グラウンドを人工芝に切り替える工事を開始、同年12月に完了。面積は約3万1千平方メートルで、少年サッカー用のグラウンドを同時に6面使用できる。サッカーグラウンドと少年野球用の白線も引いている。2021年4月に供用開始する予定。
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約18.4ヘクタールの敷地内で、1982年から整備、2000年には都市公園の指定を受けた。中央道河口湖IC、東富士五湖道路富士吉田ICから鳴沢方面へ車で約10分。