伝説秘める〝淵〟
都留市の鹿留川が流れる周辺に「住吉七景」がある。このひとつがおなん淵(ふち)。深さ約5メートルで、高さ約6メートルの滝もあり滝の裏側には岩が柱のように立っている柱状節理がある。
伝説によると、この淵近くの長者の家に奉公していた「おなん」という娘がお膳(ぜん)を壊し、淵に身を投げた。その後、村で人寄せがあるときなどの前日、紙に「お膳を十膳お貸しください」と書いて淵に浮かべておくと、翌朝お膳が浮かんでいた。ある時、借りたお膳を5膳しか返さなかったので、その後は貸してくれなくなったという。借りたとされるお膳が豊鏡寺(夏狩)に1膳残る。
伝説によると、この淵近くの長者の家に奉公していた「おなん」という娘がお膳(ぜん)を壊し、淵に身を投げた。その後、村で人寄せがあるときなどの前日、紙に「お膳を十膳お貸しください」と書いて淵に浮かべておくと、翌朝お膳が浮かんでいた。ある時、借りたお膳を5膳しか返さなかったので、その後は貸してくれなくなったという。借りたとされるお膳が豊鏡寺(夏狩)に1膳残る。
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