わがまちの鳥=山中湖村
1967年、山梨県山中湖村のPRのため湖畔の別荘所有者約800人でつくる「山中湖会」の初代会長の森清さん(当時総理府総務長官)が、「山中湖をハクチョウの湖にしよう」と提唱。翌年、山口県宇部市の市営常盤公園からコブハクチョウと、コクチョウのつがいを山中湖に迎えたことをきっかけに、村の鳥に制定された。
1970年ごろからはオオハクチョウも飛来して山中湖で越冬するようになり、ハクチョウは湖のシンボルとして定着。村のマンホールのふたのデザインやラッピングバスの車体デザインなどに採用され、村のPRに一役買っている。
村はハクチョウの保護活動にも力を入れている。産卵期には、ハクチョウの巣に囲いをしたり、職員が定期的に巣の見守りをしたりすることで卵をカラスなどの外敵から守り、ハクチョウの成育環境を守っている。
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