河口湖畔で七福神巡り
2007年、山梨県富士河口湖町在住の漫談家・綾小路きみまろさんが同町に寄贈した「黄金の七福神」像。同年12月にきみまろさんも出席して鎮座式が行われた。寄贈された七福神像は6体で、いずれも高さ1.5メートルで金が塗られているため「黄金の七福神」と呼ばれている。5体は河口地区の河口湖畔に、1体は小立地区の梨宮公園内に安置。きみまろさんも、河口地区のオフィシャルグッズ店の隣接地に、所有する布袋尊像を安置した。
町では新しい観光スポットとして『黄金の七福神巡り』をスタート。すべての安置場所にはスタンプがあり、河口湖ハーブ館などの観光施設や案内所で購入できる御朱印色紙に押下できる。また、保守、管理を行っている「七福神保存会」では、お守りなどの関連グッズを作り、販売している。
2011年に行われたサッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の前に、日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督が必勝祈願に訪れたことでも話題に。また初優勝をたたえ、布袋尊横には記念碑もお目見えした。記念碑には佐々木監督のメッセージも刻まれている。
2017年、町観光連盟が七福神の巡りのパンフレット(スタンプ帳付き)を作成。富士河口湖観光総合案内所をはじめ、町内の主な観光施設などで配布。同連盟のホームページからダウンロードも可。
【七福神の安置場所】 |
◇布袋尊=あうん亭 きみまろ茶や(オフィシャルグッズ店)駐車場 七福神の中で唯一、中国に実在したと言われる仏教の僧がルーツ。家庭円満、千客万来、商売繁盛、福徳をもたらす神。 |
◇寿老人=河口湖円形ホール横 長い杖(つえ)を手にして、長いひげをたくわえた姿の寿老人。延命長寿のほか、家内円滑、福徳智慧(ちえ)を授ける福の神。 |
◇福禄寿=あかり亭梨川左岸 ぎっしりと知恵が詰まっているという長い頭が特徴。財運招福、延命長寿、智慧と立身出世をもたらす福の神。 |
◇弁財天=河口湖音楽と森の美術館横 七福神の中で?紅一点?の女神。学徳成就、諸芸上達、財運に恵まれる福徳施与の女神。 |
◇毘沙門天=河口湖美術館横 四天王の一人の多聞天とも言われます。家内安全、夫婦和合、降魔(ごうま)厄除の守護神。 |
◇大黒天=河口湖漕艇場横 インドから来た神様。右手に小槌(こづち)、左手に大きい袋を持って肩に背負った姿がおなじみです。出世開運、財運招福、商売繁盛、開運の守り神。 |
◇恵比寿神=梨宮公園内 釣り竿に、鯛(たい)を小脇に抱え、ふくよかな笑顔で親しまれている恵比寿さま。商売繁盛、五穀豊穣(ほうじょう)大漁守護、福徳を招く神。 |
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