「郷愁」詠んだ旅の詩人 河口湖畔に碑
1996年10月、当時の山梨県勝山村(現富士河口湖町)が、同村の河口湖畔遊歩道に詩人・田中冬二(1894-1980年、福島県出身)の詩碑を建立。詩碑は、冬二の作品「スープに浮かんだ富士」(1943年)をモチーフとし、スープ皿に浮かんだ逆さ富士を表現している。
詩碑には、勝山村で詠んだ詩「朝の食卓に近い 窓いっぱいに富士 目近く見る 富士は意外に小さい スープに浮かんだ その富士を スプーンに掬(すく)ふ」が刻まれている。詩文集「三国峠の大蝋燭(ろうそく)を偸(ぬす)まうとする」の中で「(河口)湖畔の富士ビューホテルの食堂の窓から見た富士である」と説明している。
詩碑は山形をした下石(高さ約1メートル)に、皿形の上石(高さ約60センチ)を積み上げた。上石の正面には、逆さ富士が施されている。書は、冬二と親交があった東京都日野市の書家・藤森雨迹さんが書いた。
詩碑には、勝山村で詠んだ詩「朝の食卓に近い 窓いっぱいに富士 目近く見る 富士は意外に小さい スープに浮かんだ その富士を スプーンに掬(すく)ふ」が刻まれている。詩文集「三国峠の大蝋燭(ろうそく)を偸(ぬす)まうとする」の中で「(河口)湖畔の富士ビューホテルの食堂の窓から見た富士である」と説明している。
詩碑は山形をした下石(高さ約1メートル)に、皿形の上石(高さ約60センチ)を積み上げた。上石の正面には、逆さ富士が施されている。書は、冬二と親交があった東京都日野市の書家・藤森雨迹さんが書いた。
富士山NET―田中冬二詩碑
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