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2019.8.21 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / 登山 /

2019富士登山者アンケート[4]<噴火対策>

2019富士登山者アンケート[4]<噴火対策> 「いつ起きてもおかしくない」とされる富士山噴火。アンケートでは5割が「いつかは噴火するが、今はしない」と回答した。一方、ヘルメットやマスクなどの装備を用意した登山者は1割に満たなかった。「噴火の兆しが見られない」「荷物が増える」などを理由に挙げた。

 富士山の噴火への意識では、「いつかは噴火するが、今はしない」が最多の53.0%。「いつ噴火してもおかしくない」は40.0%で、「噴火するはずがない」は7.0%にとどまった。

 装備品を用意したのは7.0%にとどまり、92.0%は用意していないと答えた。用意しない理由では、「噴火情報を確認して大丈夫だと思った」「地震が予知されていない」「荷物が増えて大変だから」などと回答。

 ヘルメットを用意した人でも「噴火は想定しておらず、落石から身を守るため」との意見があった。

 富士山の周辺地域では近年、御嶽山(長野、岐阜)や草津白根山(群馬)、浅間山(群馬、長野)などの火山活動が活発化している。火山噴火による災害の恐れがある山梨など22都道県は7月、国に対策強化を働き掛ける「火山防災強化推進都道県連盟」を設立。自治体の広域連携が進んでいる。

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