越境避難訓練
山梨県と県内10市町村などが2022年12月、富士北麓地域で富士山噴火に備える避難訓練を行った。「広域避難」をテーマに、火砕流や噴石の到達が予想される地域の住民が、県境や居住地域をまたいで安全な場所まで避難。参加自治体は、地域間での連携や観光シーズンでの対応を課題に挙げた。
訓練は富士山の噴火警戒レベルが5段階のうち4番目の「高齢者等避難」へと段階的に引き上げられた想定で行われ、約300人が参加。火砕流や大きな噴石被害が想定される「第2次避難対象エリア」の住民に対し、安全な場所へ、地域をまたいで避難を呼びかけた。
富士河口湖町富士ケ嶺地区と本栖地区の住民は、静岡県富士宮市の道の駅朝霧高原に避難。鳴沢村の別荘地住民は富士河口湖町の西湖南体育館へ逃げる訓練を行った。
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