富士北麓地域の農家などでつくる「富士山野菜生産者協議会」と山梨県が、富士山麓の新たな特産品にしようと「紫ハクサイ」を栽培。2018年11月から県内スーパーや静岡県の観光施設などに出荷。
県富士・東部農務事務所などによると、市場に出回っていない珍しい品種として紫ハクサイに着目。奈良県の種苗メーカーから種を購入し、富士吉田、忍野、富士河口湖などの農家の協力で夏に作付けし、計約500平方メートルで栽培。
紫ハクサイは一般的なハクサイの白い葉の部分が紫色で、柔らかいのが特徴。甘みが強く、漬物やサラダなどに適しているという。
初年度は約300キロを出荷。