2019.7.09
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ぐんないスポット探訪 /
富士河口湖町 /
県道富士河口湖・富士線(富士河口湖町)
富士山の“入り口”に「メロディーポイント」 懐かしい旋律に乗ってドライブ
富士山に向かってまっすぐ延びる県道富士河口湖・富士線は、富士山の歌が聞こえる道路だ。車で富士山有料道路(富士スバルライン)料金所が近づくと、足元から流れる唱歌「富士山(ふじの山)」のメロディーが迎えてくれる。
タイヤと路面舗装の摩擦によって音を奏でる「メロディーポイント」を設置。富士山に向かう上りは「♪あたまをくもの うえにだし」から「♪しほうのやまを みおろして」、富士山を背にする下りは「♪かみなりさまを したにきく」から「♪ふじは にほんいちのやま」までが聞こえる仕組みだ。
メロディーポイントは県職員による事業提案の中から優秀賞に選ばれ、事業化。「整備した道路が観光スポットとしても多くの人に楽しんでもらえないかと考えた」と提案者の在原貴子さん。長野県のビーナスライン(曲・スカボロフェア)などでも導入されている技術を施した。
時速50キロほどでの走行が最もよくメロディーが聞こえ、速度抑制にも一役買っている。メロディーを楽しめるのは上下線とも約20秒ずつ。「メロディーが懐かしく、30年ぶりぐらいに口ずさんでしまった」(群馬県前橋市の会社員男性)と、観光客からも好評だ。
■所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町船津
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