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2023.3.27 所属カテゴリ: ぐんないスポット探訪 / 富士河口湖町 /

~河口湖~富士山パノラマロープウェイ

「カチカチ山」から絶景

河口湖 富士山パノラマロープウェイ

 太宰治の小説「カチカチ山」の舞台とされる富士河口湖町浅川の天上山。その山頂近くにある展望広場と河口湖畔をつなぐ「河口湖 富士山パノラマロープウェイ(2018年4月、「天上山公園カチカチ山ロープウェイ」から名称変更)」では、小説に登場するウサギとタヌキの人形が訪れる人を出迎えてくれる。

 ロープウエーは全長460メートル。2台のゴンドラの屋根にはそれぞれ、タヌキとウサギの人形が乗っている。湖畔駅(標高856メートル)から富士見台駅(同1075メートル)までは標高差219メートル。2分20秒(2021年8月設備更新による)で乗客を運んでくれる。ゴンドラからは天気が良ければ、富士山や河口湖の雄大な景色が一望できる。

 展望広場にも七体のタヌキとウサギが置かれている。「カチカチ山」のあらすじなどを紹介するパネルもあり、訪れた人の興味を引く。また、同山の中腹では小説の一節「惚(ほ)れたが悪いか」と刻まれた文学碑も見ることができる。

 2006年には、展望広場に幸せを願うハート型の「カチカチ山・天上の鐘」がお目見え。

 2012年3月、展望広場に「たぬき茶屋」がオープン。景色を見ながら軽食を味わえる。またウサギを御神体にした「うさぎ神社」も併設。三ツ峠からの登山者や観光客の安全、健脚を祈願する場とされ、ご神体として社の中にウサギを安置。こま犬ではなく、2体の「こまうさぎ」もいて、後ろ足で立ち上がっているのが「富士見兎」、頭を伏せているのが「夢見兎」という。

 2019年11月、富士山の大パノラマを見渡すことのできる展望台「武田信玄の戦国広場 絶景やぐら」がオープン。ロープウェイ山頂の広場よりもさらに高い標高1110メートル地点の崖から迫り出す一本橋のようになっている。

 2021年8月、富士山と河口湖の大パノラマを一望できる新スポット『絶景パノラマ回廊』がオープン。ロープウェイ乗り場から山頂広場へ向かう急な階段道を、ユニバーサルデザインのゆるやかなスロープに整備。また山頂エリアには夏限定の涼感スポット「風鈴小径」も登場。

 2021年11月、展望広場に「カチカチ山絶景ブランコ」がオープン。目の前にそびえる富士山に向かって高さ約3.5メートルのブランコを漕ぐ爽快体験を味わえる。料金1人500円。

所在地

◇山梨県富士河口湖町浅川1163-1

営業時間

◇【平 日】9:30~16:00 (下り最終16:20)
◇【土休日】9:30~17:00 (下り最終17:20)

料金

◇大人 : 往復900円/片道500円
◇小人 : 往復450円/片道250円
※団体割引(15名以上)あり

アクセス

◇【電車・バス】富士急行線河口湖駅から河口湖周遊バス(レッドライン)で「遊覧船・ロープウェイ入口」下車
◇【車】中央自動車道河口湖ICまたは東富士五湖道路富士吉田ICから国道139号、県道707号、県道710号、国道137号経由

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