1つ前のページに戻る

2019.7.08 所属カテゴリ: ぐんないスポット探訪 / 西桂町 /

柄杓流川「神鈴の滝」(西桂市)

四季折々に変わる表情

神鈴の滝

澄んだ水が流れる神鈴の滝=西桂町下暮地

 西桂町下暮地の町営三ツ峠グリーンセンターから三ツ峠登山道を1キロほど上り、柄杓流川沿いの遊歩道を180メートルほど進むと左前方に3メートル前後の複数の滝が見えてくる。「神鈴の滝」だ。

 町によると、神鈴の滝は「魚止めの滝」ともいわれている。滝は、柄杓流川上流、全長約400メートルの1枚の岩盤上を流れる。水はなめらかな岩の上を滑り落ち、大小さまざまな滝や釜が数段続いている。

 滝の周りは春には木々の緑と、オオムラサキツツジの鮮やかな紫色が広がる。夏には子どもたちの水遊び場となり、訪れる人に涼を感じさせる。秋にはモミジなどが楽しめる紅葉スポットに。冬は澄んだ空気の中、川のせせらぎが聞こえる落ち着いた場所となる。

 滝周辺のマツやヒノキなどの豊富な緑や、渓谷美を登山客らに楽しんでもらおうと、滝に続く遊歩道にウッドチップを敷き、道の両脇にはモミジやオオムラサキツツジを植栽している。町は「神鈴の滝から見える四季折々の表情をゆっくり味わってほしい」としている。

 ■所在地 山梨県南都留郡西桂町下暮地

広告