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2021.11.11 所属カテゴリ: 山日紙面で見る富士山 / 11月 /

応募殺到1万2000点に 河口湖富士山展

 河口湖町のふるさと創生事業・富士山グランプリ展(山梨日日新聞社、山梨放送など後援)絵画はがき部門の応募が締め切られた。10日に町役場で集計したところ、予想を2倍近く上回る1万1927点の応募があった。

 同展は、全国の「富士」と名の付く山を題材にした芸術作品を広く募集。本家・富士山、河口湖をPRする。写真、絵画はがきなどの部門に分かれ、賞金賞品総額は約1500万円。

 内訳は、小中学生の部が1万35点、一般の部が1892点。46都道府県からの応募で県別では県内の4793点をはじめ、静岡県(3591点)、東京都(801点)と続いている。

 富士山のほか、地元の〝富士〟と名の付く山を描いた作品別では、北海道の「蝦夷(えぞ)富士」(121点)、岩手県の「南部富士」(41点)、滋賀県の「近江富士」(17点)が多かった。

 水彩、油彩、クレパス画や塩、卵の殻、綿を使ったはり絵もあった。中には「故郷の富士を見ながら食べた」というスイカの種や富士山の砂を使った作品もあり、職員の目を引いた。

 町は22日にイラストレーターの水森亜土さんらを審査員に招いて審査し、12月初旬に結果を発表する。 【当時の紙面から】

(1989年11月11日付 山梨日日新聞掲載)
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