忍野八海の成り立ち紹介
山梨県忍野村忍草の東円寺(鷹野慈誠住職)が、世界文化遺産富士山の構成資産である忍野八海の歴史や、各池にまつわる和歌を紹介したガイドブックを作成。
ガイドブックでは、江戸時代に市川大門村(現市川三郷町)の名主大寄友右衛門が、富士講信者の新たな聖地として、人工的に八海を整備したと説明。また、大寄が幕府ゆかりの東京・寛永寺に掛け合うなどし、東円寺で入山手形を発行して富士山を登るルートを確立した経緯も紹介。
一方、各池に守り神として祭られている竜王や、大寄が各池ごとに詠んだ和歌についても解説。同寺に保存されていた忍野八海周辺を描いた版木や古文書の写真も掲載。
ガイドブックはA5判フルカラー42ページ。作成の際に協力した村内の売店や飲食店、同寺などで配布。
広告