富士登山競走の歩み一冊に
世界文化遺産・富士山を舞台にした“日本最高峰”の山岳レース「富士登山競走」の歴史をまとめた記念誌『富士登山競走の歴史 History of Fuji Mountain Race-昭和から平成へ 記録及び出来事-』。2020年6月発行。新聞記事や写真も交えながら、71回大会(2018年)までの歩みを収録している。
大会は1948年にスタート。富士急行線富士吉田駅(現富士山駅)から山頂を目指すコースのみだった。1967年からスタート地点を富士吉田市役所前に変更、1977年には5合目コースを新設し、1985年からは女子の部を設けた。現在は市役所から5合目を目指すコースと山頂を目指すコースで実施している。
近年は参加希望者が殺到。約4000人のエントリーを巡り、抽選が行われるほどの人気となっているが、2020年は新型コロナウイルスの感染予防の観点から、初めて中止となった。
冊子は大会が70回を超えたことなどを記念し、富士登山競走実行委が作成。A4判72ページ。初回から71回大会までの歩みやコースの詳細、優勝者の記録、参加者数の推移などをまとめている。
山梨日日新聞や市の広報紙に掲載された記事や写真なども交えて紹介。400部作成し、市内の小中学校や図書館などに配布。
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