富士山麓→5合目 登山見どころ紹介
山梨、静岡両県の自治体と観光団体などでつくる日本富士山協会が作成した、富士山麓から5合目までの登山コースをまとめたパンフレット「富士山のふところ ハイキングガイド」。新型コロナウイルス感染拡大で外国人登山者が限られる中、国内観光客に麓や中腹の魅力を伝えようと企画。
パンフレットでは山梨側と静岡側に分けてコースを説明。山梨側は吉田口、精進口登山道と5合目の「御庭」「奥庭」のコースを掲載している。吉田口は、標高1440メートル地点の「馬返し」を出発点に「富士スバルライン5合目」(標高2305メートル)までのコース。最初に見られる「馬返鳥居」や、2合目にある富士山最古の神社とされる「冨士御室浅間神社本宮(奥宮)」、4合目の大岩壁「御座石」など見どころを紹介。
このほかのコースについても、標高が上がるごとに変化する植生や、史跡が残る林道を写真付きで伝えている。コースごとに所要時間や標高を細かく記載。裏面には富士山一帯のコースの全体像が分かる地図も用意。
協会によると、5合目以下のコースに焦点を当てたパンフレットは今回が初めて。縦60センチ、横70センチの七つ折り両面フルカラーで、2万部を作成。富士北麓地域の道の駅や観光案内所で配布。
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