富士を支える3つの「アシ」
富士山は、美しい高山として名高いが、その麓に、あたかも貴者の従者を従えるごとくに3つの山をもっている。
山梨県富士河口湖町の足和田山、静岡県の愛鷹山(あしたかやま・古くは足髙山)、神奈川県の足柄山である。訓読みで「アシ」なので、この3山を「富士の三足」という。
富士山は新旧の地層から成っているといわれるが、この3山は古い層で、富士山5合目の小御岳などと時代を同じくするものである。
三足はカナエ(鼎)の足のごとく高山富士を3方から支えているような姿を呈している。
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