2019.7.02
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ぐんないスポット探訪 /
上野原市 /
コモアしおつ
宮崎アニメの舞台?
山梨県上野原市の「コモアしおつ」は、宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の冒頭で、主人公の少女一家が丘の上の住宅地に引っ越していく場面のイメージとなったとされる。幹線道路から山側に車で上っていくと、高台の住宅地が現れるという状況から、住民の間でも公開後に「よく似ている」と話題になったという。
同所は標高約430メートルの岩山を削って造成され、1991年に分譲が始まったニュータウン。桂川に沿って走る国道20号から入り口を上ると、山あいの風景とは一変して、約80万平方メートルの台地に1100戸以上の家が整然と並ぶ住宅地が出現する。
最寄りのJR四方津駅に直結する全長209メートルのエスカレーター「コモアブリッジ」(エレベーターも併設)も、従来からある街並みとは異なる雰囲気を伝えている。
スタジオジブリによると、同所は宮崎監督のドライブコースの途中にあり、お気に入りの場所の一つ。一家が「異界」に入り込む直前の場面に丘の上の住宅街を登場させた理由について、監督は「新生活が始まる不安と独自の世界観を出したかった」と話しているという。
■所在地 山梨県上野原市コモアしおつ
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