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2021.4.13 所属カテゴリ: 富士山味グルメ / 地域グルメ /

さんしょう料理

さんしょう料理

 富士山の裾野などで採れるさんしょうを使った料理は、富士吉田市など麓の地域で広く親しまれてきた。さんしょうご飯やサラダ、さんしょうを混ぜたみそを生かした料理などさまざまに楽しまれている。

 市食生活改善推進委員会などによると、富士北麓地域では、さんしょうは5月ごろに葉を収穫し、6月ごろに実を収穫する。自宅の庭などに木を植えている人もいるが、富士山の裾野に自生するさんしょうは、ぴりっとした味や強い香りが特徴という。

 さんしょうみその材料はみそ、砂糖、酒、みりんなど。混ぜ合わせながら鍋で煮た後、すりつぶしたさんしょうの実やみりんを加えて一煮立ちさせ、完成させる。調味料の分量は各家庭それぞれで、食感を楽しむために実を大きめに残したり、葉を使って作ったりする人もいる。

 さんしょうは地元の道の駅などでも販売されるが、時期は限られる。手に入りにくい場合、さんしょうみそは市販しているさんしょうの粉で代用して作ることができる。完成したみそは豆腐やおでんに乗せて食べるのがお薦めで、みそは1年間ほど冷凍保存できるという。

 このほか、塩漬けした葉やじゃこなどをご飯と混ぜたり、湯がいた葉とワカメを混ぜてサラダ感覚で楽しんだりする人もいる。

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