日本橋-富士山「信仰の道」歩く
東京・日本橋から富士山吉田口登山道の起点である山梨・富士吉田まで約120キロを踏破するイベント「御山参詣~富士まで歩る講」(同実行委員会主催)。毎年6月26日から30日までの5日間の日程で行われる。
江戸の日本橋から甲州街道をたどり、大月、吉田を経由して富士山へと向かう道を「富士山道」と呼ぶ。近世には、江戸の富士講の講員が、この富士山道を通って富士山の山頂を目指した。この富士講の心に思いを馳せ、東京から富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社までの「信仰の道」をたどる。富士講員が出発前に旅の安全を祈願したとされる鐵砲州稲荷神社(東京都中央区)から白い行衣(ぎょうえ)を着用し、金剛杖を手に1日約10キロから30キロの行程を歩く。
1998年に始まり、2005年から一時、参加者の減少を理由に中止していたが、2007年に復活。2019年まで20回開催している。
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2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響により開催中止。
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