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2022.12.15 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / その他 /

水陸両用バス、山中湖にお目見え

 富士急行バス株式会社(山梨県富士河口湖町)が山中湖で運行する、山梨県内初の水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」。2011年4月30日から6月28日までプレ運行が行われ、同年7月1日から正式運行。車輪とスクリューを装備し、“陸からそのまま湖に入る”ことが可能で、着水後はスクリューが動力となり、かじを切って方向を変える。

 車両のデザインは工業デザイナー水戸岡鋭治さんが手掛け、水中と陸上の両方で暮らし「動物の王者」と言われるカバが車体や座席シートにデザインされている。

 現在は毎日運行(1日7便=季節や予約状況により変動の場合あり、気象状況・交通規制などによる運休の場合あり)。山中湖南岸の旭日丘バスターミナル「森の駅」を発着場所とし、湖畔の森林地帯を走行した後、富士山を望む山中湖上をクルージングし、再び陸上へ。1周約30分(陸上約10分、湖上約20分)。料金は大人2300円、小人1150円、幼児400円(季節変動あり)。

水陸両用バス KABA2号

 運行開始当初の車両(KABA1号=座席数34、航海速力6.5ノット)はアメリカ製。2013年4月には純国産の新型車両(KABA2号=写真=座席数40、航海速力6.0ノット)を導入し、2台運行となる。

 2014年8月には、バスターミナル併設の「森の駅旭日丘」に山中湖のカバをモチーフにした「カバカフェ&ショップ」を開設。

 2016年には、「英語」「中国語」「タイ語」「インドネシア語」に対応した自動音声ガイドシステムを導入。

 2019年4月には、新たな演出を加え全面リニューアル。同年11月には新車両「KABA4号=座席数40、航海速力5.3ノット、車内モニター搭載」の運行開始。山中湖で3台体制となる。

 予約は乗車の1カ月前から受け付け。空席があれば当日の乗車も可能。

 2017年には、2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、東京・お台場で「TOKYO NO KABA3号=座席数38、航海速力6.0ノット」の営業を始めた(運行形態、料金などは山中湖と異なる)。

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