富士北麓の豊かな自然紹介
富士五湖観光連盟が製作した、富士山や富士五湖周辺の自然や文化を紹介する冊子「富士山-富士五湖ワールド」。2021年5月発行。青木ケ原樹海や各湖の特徴、富士山5合目の自然環境を中心に掲載している。
連盟によると、富士山が世界文化遺産に登録されたことを受け、近年は神社や御師の家などの文化的な施設が観光地として注目を集めている。豊かな自然の魅力も知ってほしい、と自然に焦点を当てた冊子を製作した。
冊子はA4判フルカラーで52ページ。富士山周辺の森林やダイヤモンド富士、鳴沢氷穴、忍野八海、富士五湖など43のテーマを取り上げている。それぞれ1ページを使って概要を紹介していて、各ページに設けられたQRコードからはドローンで撮影した映像も見ることができる。
このうち、精進湖は水の透明度が高く、湖畔に人工物が少なく景観が保たれていることから、カメラマンの人気を集めていることを紹介。1895年に精進湖に魅力を感じたイギリス人男性が西欧風のホテルを開業したことから、富士五湖で初の外国人向けの観光名所となり、「東洋のスイス」と呼ばれていたと解説している。
冊子は3千部発行し、富士北麓地域の道の駅や観光案内所で希望者に配布。県内の図書館に置くほか、地元の高校に教材として提供している。
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