2024.12.21
お知らせ /
「左手ないサル」か 富士河口湖に
左肘の先が欠損したサル1匹の目撃情報が20日、富士河口湖町内で相次いだ。町農林課によると、4月に福島県で発見されて以降、関東各地などで目撃され、交流サイト(SNS)で話題となっていた「左手のないサル」とみられる。19日には富士吉田市内で目撃されていた。
町農林課によると、20日午前9時半ごろ、同町船津の「上の段交差点」付近で、サル1匹が河口湖方面に向かうのを住民が見つけた。午後1時35分ごろまでに、同町小立の八木崎公園や河口湖大橋南詰交差点の周辺の民家などで目撃された。
町は防災無線で注意を呼びかけた。町教委は周辺の7小中で児童生徒の集団下校や、職員の見回りなどの対応をとるよう連絡した。
野生動物の調査を手がける合同会社「甲斐けもの社中」(南アルプス市)の山本圭介代表は「群れを離れたサルが長距離を移動する事例は過去にもあった」と説明。「人に危害を加える可能性があるので見つけても近づかず、餌を与えないでほしい」と話した。
(2024年12月21日付 山梨日日新聞掲載)
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