2025.4.15
児童登下校時に校歌放送 FMふじやま 運転手に注意促す
富士北麓地域のコミュニティーFM局「FMふじやま」(富士河口湖町船津)は、小学生が登下校する時間に合わせ、同町と鳴沢村にある9小学校の校歌を流している。ラジオを聞くドライバーに、児童の存在に注意を払ってもらおうと始めた取り組みで、収録を通して校歌を記録する狙いもある。企画したディレクターの熊坂良介さんは「事故防止に加え、地域のつながりを再確認してもらいたい」と話している。
放送は昨年8月に始めた。児童の登下校の時間に合わせた平日午前8時と午後4時の2回、9校の校歌を順番に流し、1週間で一巡する。学校から音源の提供を受けたものもあるが、5校は児童の歌声を収録して流している。「1年生が練習を重ねてから収録した学校もあり、力強く歌ってくれているのが分かる」(熊坂さん)という。
(2025年4月10日付 山梨日日新聞掲載)
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