ごみ１６．１トンを回収　本年度の清掃終了奉告

拝殿前を掃き清める出席者＝富士吉田・北口本宮冨士浅間神社

　公益財団法人富士山をきれいにする会（野口英一理事長）は２４日、富士吉田・北口本宮冨士浅間神社で、本年度の活動を締めくくる富士山環境美化清掃終了奉告祭を開いた。本年度、富士山周辺で実施された清掃活動には延べ２０８団体、７９４３人が参加し、計１６・１トンのごみを回収した。
　奉告祭には富士山周辺市町村や団体から約４０人が出席。神事を行った後、野口理事長が「富士山の環境美化、環境保全を呼びかけている団体として、ふさわしい展開ができた。一層努力することを誓う」とする奉告文を読み上げた。忍野村の大森彦一村長は祝辞で「富士山の環境美化に対する強い決意の下、今後も共に活動を続けていただきたい」と述べた。
　出席者は拝殿前をほうきや熊手で掃き清め、清掃用具を返納した。富士山環境美化功労者の表彰もあり、富士五湖観光連盟前専務理事の上野裕吉、富士山吉田口旅館組合前組合長の中村修の両氏に感謝状を贈った。
　本年度の活動は、昨年台風の影響で中止となった富士山環境美化後期クリーン作戦が２年ぶりに実施され、クリーン作戦は５年ぶりに通常開催となった。

(2024年10月25日付 山梨日日新聞掲載)