2024.8.13

市街地にクマ出没 富士河口湖

 富士河口湖町船津で11日夜から12日朝にかけて、クマの目撃情報が相次いだ。同じクマ1頭が目撃されたとみられる。観光客が多い市街地で出没しており、町が注意を呼びかけている。
 町と富士吉田署によると、11日午後9時50分ごろ、同町船津の国道137号上の段交差点付近の路上で、通行人がクマ1頭を目撃した。午後10時55分ごろにも河口湖南中の約200メートル東の路上でも目撃された。
 12日午前5時半ごろには、大池公園南交差点の約200メートル南西の茂みで、午前6時ごろには円通寺周辺でも目撃された。クマはその後、天上山方面に去ったという。
 クマの体長は約1メートル。目撃された場所は住宅や宿泊施設があり、観光客が多く、町は防災無線などで注意を呼びかけたほか、天上山周辺の計3カ所でクマを追い払う花火を打ち上げた。署は周辺のパトロールを強化している。
 一方、北杜市白州町横手の民家敷地内では12日午後2時ごろ、住民がクマ2頭を目撃した。現場は尾白の森名水公園べるがの約400メートル南。市によると、いずれも体長約40センチで子グマとみられる。市は防災無線などで注意を呼びかけた。

(2024年8月13日付 山梨日日新聞掲載)

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