2024.4.25

富士スバルライン、26日開通 GW前に全線で

 山梨県は23日、大規模な土砂流入で一部区間が通行止めとなっている富士山有料道路(富士スバルライン)を26日午前6時に全線開通すると発表した。多くの観光客が訪れるゴールデンウイーク(GW)前の全線開通に、5合目の売店関係者は胸をなで下ろした。

 県道路整備課によると、4合目の大沢駐車場付近の約150メートルと、2合目の白樺橋付近の約50メートルは当面の間、片側交互通行となる。幅80メートルに土砂1100立方メートルが流入した大沢駐車場南側のヘアピンカーブは、土砂を取り除いた後に山側に仮設の防護柵を約60メートルにわたって設置。路側帯の石積みとガードレールが壊れた白樺橋付近は、谷側に大型の土のうを積み上げた。
 安全確保のため、雪崩注意報発令時と、1時間当たり10ミリか連続55ミリの雨量による通常の通行規制に加え、大雨注意報発令時も通行を規制する。今後の気象状況によっては全線開通の日時が変更になる可能性がある。
 
 4合目での土砂流入は、県が9日午後に確認。復旧作業のため、1合目下駐車場から5合目までを通行止めにしている。

(2024年4月24日付 山梨日日新聞掲載)

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