2024.3.22
宇宙桜 明見湖と共演へ 富士吉田で植樹祭
富士吉田市小明見5丁目の明見湖公園を管理するNPO法人「母さんの楽校」は6日、日本三大桜の「山高神代桜」と宇宙に保管した種から育った「宇宙桜」の苗木2本を植えた。昨年迎えた富士山の世界文化遺産登録10年を記念し、桜と湖と富士山の共演を望んだ関係者の思いが実現した。
昨年6月の富士山世界遺産登録10年を前にした昨春、法人の川村克美理事長らが中心となって桜の植樹を企画。北杜市内で桜を育てる桜守の三枝基治さんと出会い、協議や現地調査を重ねた。
日本三大桜の「山高神代桜」と、2008年11月から約8カ月間、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」で保管された山高神代桜の種子が育った「宇宙桜」を、それぞれ1本ずつ植えることが決まった。
6日は同公園で、関係者と明見小6年生が参加して植樹祭を開催。
(2024年3月13日付 山梨日日新聞掲載)
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