登山道の魅力発信へ　忍野で国立公園推進協議会

国立公園の魅力発信について話しあう富士山麓地域協議会＝忍野・生涯学習センタ－

　富士箱根伊豆国立公園の誘客やブランド力強化に取り組む環境省の「国立公園満喫プロジェクト」を推進する「富士山麓地域協議会」の会合が２２日、忍野村の生涯学習センターで開かれた。会合では本年度の事業報告や、今後の方針の確認をした。
　環境省や自治体、観光団体などの担当者約５０人が会場とオンラインで出席。本年度の取り組みとして、環境省などが行った山中湖村の石割山登山道の補修や、同村が主催した、国連が掲げる持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）をテーマとした講演会の開催などを報告した。今後は石割山での活動を他の地域でも展開させることや、公園内の登山やハイキングを目的とした観光を推進するために富士山周辺のトレイル（登山道）の魅力を発信することとした。

(2023年12月29日付 山梨日日新聞掲載)