2023.4.09
富士スバルライン11日開通
3月暖かく、10年で「最速」
山梨県は6日、富士山有料道路(富士スバルライン)を11日午前9時に全線開通すると発表した。昨年より11日早く、過去10年間で最も早い。3月の県内気温が高めに推移して雪解けが例年より進み、春の行楽期に向けた除雪作業がはかどったという。
県によると、スバルラインは現在、4合目大沢駐車場から5合目までの区間が通行止めとなっている。県が4月に入ってから4~5合目を中心に除雪作業を進めたところ、11日に全線開通するめどが立った。過去10年間で全線開通が最も早かったのは、2018年の4月12日だった。
甲府地方気象台によると、3月の月平均気温は甲府が11.9度で観測史上最高、河口湖が7.4度で1位タイとなるなど暖かな日が多かった。県は、3月の暖かさが早期開通につながったとみている。
全線開通後も、気象状況によっては通行を規制する可能性がある。富士スバルライン公式サイトなどで最新の開通状況を知らせる。マイカー規制は7月14日~9月10日の59日間の予定。
(2023年4月7日付 山梨日日新聞掲載)
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