富士山麓エリア誘客促進へ協議

　富士箱根伊豆国立公園の富士山麓エリアへの誘客に取り組む「富士山麓地域協議会」の会合が２４日、忍野村生涯学習センターで開かれた。誘客を促すアクションプラン（行動計画）について、環境省の担当者が方向性を示した。

　協議会は昨年度、国立公園のブランド力を高め、誘客を促す環境省の「国立公園満喫プロジェクト」の一環として「ステップアッププログラム（ＳＵＰ）２０２５」を策定。環境省の担当者は本年度策定するアクションプランについて、エコツーリズムを中心とするガイドの連携体制強化や情報発信、登山道整備などを盛り込む方針を示した。

　国や自治体、観光団体の担当者ら約５０人が出席。富士吉田市が来年度、富士山の麓からの登山道整備に向けて調査を行うことや、静岡県富士宮市が取り組むワーケーションの推進などの事例紹介もあった。