2022.12.05

富士山登山巡るコロナ影響報告

 山梨、静岡両県や地元関係者らが富士山の保全策を話し合う、富士山世界文化遺産協議会作業部会の会議が2日、静岡県富士市内で開かれ、新型コロナウイルスの影響に関する山小屋などへのアンケート調査の中間報告があった。来年2月に最終報告が行われる。

 両県の自治体担当者、地元代表住民ら約60人が参加。アンケート調査は新型コロナの影響を確認するため山小屋や登山ガイド、登山者を対象に実施。その結果、登山者が混雑を回避して登る手段として「弾丸登山」が増える懸念があるとして、自粛を求めていくことを確認した。

 来年2月の作業部会では具体的な対策などを盛り込んだ最終報告として委員に説明される見通し。作業部会で出た意見は来年3月に予定する協議会で報告される。

(2022年12月3日付 山梨日日新聞掲載)

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